チタン印鑑のメリット・デメリットを解説!| 危険性や通販の値段相場も検証

チタンを使った印鑑は男性だけでなく、女性にも人気が出てきています。

印鑑としては珍しい素材だし、かっこいいからチタン印が気になっているけれど、実際何が良いのか知っている人は少ないです。

私もチタンを使った印鑑を複数持っていますが、10年以上大満足で使っています。

デメリットや種類、購入場所についても知っておかないとあとで失敗したと感じるかもしれません。

ここでは、チタン印鑑のメリット・デメリットに加え、安いものと高いものの違いなど、理由を踏まえながら購入先の選び方までお伝えしていきます。

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印鑑登録の実務をしていましたが、チタン印を実印にされる方は徐々に増えていたものの、まだまだ割合としては少なかったですね

チタン印鑑の3つのメリット

  • 高耐熱・高耐久でとにかくタフ
  • 朱肉ノリがよく押しやすい
  • 水洗いできるから手入れが楽

印鑑素材にチタンが使われるようになってから、まだ日が浅いと思われるかもしれませんが、10年以上昔から通販店を中心に販売されてきました。

チタンが人気の印材となったのは、かっこいいだけじゃなくメリットが大きいからなんです。

ひとつずつ説明していきます。

①高耐熱・高耐久でとにかくタフ

10年以上使ったチタン印鑑
上の画像は、私が認印として10年以上使ったチタン印鑑です。

私は市役所で公務員をしていた経歴がありまして、印鑑を押す機会がとても多く、何度も床に落としたり、かなり荒い扱いをしていましたが、チタン印鑑は欠けることもなく購入当時と変わりありません。

チタンの強度は鉄の3倍でありながら、重さは2/3、さらにアルミよりも錆びにくいという特徴を持つ金属で、合金として航空機や潜水艦、自転車、ゴルフクラブなどにも使用されています。

天然石は落とすと簡単に割れてしまう
上の画像は、私の娘が大切にしている水晶を水で洗っているときに、手を滑らせて洗面台に落として割れてしまったものです。

天然石を使った印鑑も多く販売されていますが、この耐久性では使い物になりませんよね。

チタンなら簡単にキズがつくことはありません。

また、純粋なチタンの融点は1,668℃といわれており、火事になっても溶けにくい耐熱性能。

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安いチタン合金の場合は融点が500℃程度なので炎で溶けることがあるので注意

②朱肉ノリがよく押しやすい

チタン印鑑は朱肉のりがとても良い
チタンが印鑑の素材として使われるようになったのは、それまで高級印材として知られていた「象牙」の代替品として注目されたからです。

高級印材である象牙の特徴は、希少性はもちろんですが、耐久性があって朱肉のりが良いというものでした。

象牙は、ワシントン条約で国際取引は原則禁止となっています。

ルールに基づいて象牙を販売している印章店はまだありますが、その数はどんどんと減ってきています。

上の画像は、印鑑を水洗いして朱肉をつけた状態ですが、朱肉が全体についているのがわかると思います。

押しやすさは、素材よりも印面が平坦に仕上げられているかの方が大切ですが、チタン印鑑は紙の上で滑ることもなくしっかりと押さえつけることができ、きれいな印影で押印できます。

③水洗いできるから手入れが楽

チタン印鑑は水洗いできるから手入れが楽
先ほどお見せした画像を見てもらうとわかりますが、印鑑って使いっぱなしだと朱肉がついて汚いですよね。

基本は毎回朱肉をふきとる必要がありますが、それでも朱肉は奥に残ってしまいますし、ふき取った紙の破片が残って固まってしまうことがあります。

実印や銀行印に人気のある黒水牛やオランダ水牛は、水分や乾燥に弱いため、椿油などを塗って管理するのがベストですが、面倒ですよね。

ほとんどの人が水分や乾燥を気にして管理はしていません。

私が印鑑登録の事務をしているとき、朱肉の詰まったものや、乾燥してカピカピになった黒水牛の実印を何本も見てきました。

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目の詰まった印鑑では、まともに印影を登録することができないこともあります。
チタン印鑑は洗剤をつけてゴシゴシと水洗いできる
その点、チタン印鑑なら洗剤をつけて、古くなった歯ブラシでゴシゴシと水洗いすれば、彫刻の奥までピカピカの状態に戻すことができます。
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面倒な手入れ不要で、新品に近い状態で何年も使えるということです

チタン印鑑の4つのデメリット

  • 手彫りには対応していない
  • 納期が遅くなる
  • 他の素材よりも重い
  • 値段が高い

人気のチタンですが、欠点だと思われていることがいくつかあります。

ただ、人によってはデメリットとも言えないものもありますので、ひとつずつ見ていきましょう。

①手彫りには対応していない

メリットでもあるのですが、チタンはとても硬く、加工が難しいからです。

あまりにも硬いため、手彫りでは文字を彫刻することができず、レーザー彫刻機などの機械で彫刻されます。

ただ、大手通販店では手仕上げで最終確認をしていますから、粗悪な仕上がりになることはありません。

確かに、機械彫りよりも手彫りの方が欠けにくいと言われていますが、チタン印に限っては素材の強さがあるため欠けることはありません。

【関連記事】彫刻方法による違い
また、手彫りの方が偽造されにくいと伝えているサイトもありますが、現在の技術からするとスキャナーで印影を撮られてしまえば再現することは簡単でしょうから、無関係と考えてよいでしょう。

②納期が遅くなる

黒水牛など一般的な素材に比べて、2~5営業日程度納期が遅くなる傾向があります。

チタンが硬い素材であることも関係していて、彫刻作業を外注していたり、自社で彫刻していたとしても彫刻に時間がかかることが原因です。

通販店の中には他の素材と同じく、即日出荷に対応しているところも1つ2つはありますが、一般的には遅れると考えて良いでしょう。

詳しくは「チタン印鑑の納期は遅くなる?」を参照してください。

③他の素材よりも重い

確かに、他の素材に比べてチタン印鑑は重いです。

ただ、金属としては軽く、鉄の2/3、銅の約半分の重さでしかありません。

人によっては、ある程度重量がある方が、印鑑としての重みを感じたり、高級感を感じる人もいるかと思います。

下表は、印鑑通販大手「ハンコヤドットコム」に掲載されている素材別の重量をまとめたものです。

サイズ チタン 薩摩本柘 黒水牛
10.5mm×60mm 約24g 約5g 約7g
12.0mm×60mm 約31g 約6g 約9g
13.5mm×60mm 約38g 約8g 約11g
15.0mm×60mm 約48g 約10g 約14g
16.5mm×60mm 約57g 約12g 約16g
18.0mm×60mm 約67g 約14g 約20g
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100円ライターの重量が約15g~20gですから、ご希望のサイズで想像してみてください。

④値段が高い

黒水牛やオランダ水牛など、昔から人気のある印材と比べて、チタン印鑑は高いです。

下の表は、人気通販店「はんこプレミアム」で販売されている主な素材別の価格をまとめたものです。

(13.5mm 2019年12月時点)

印材 価格
薩摩本柘 3,080円
黒水牛 3,880円
オランダ水牛 3,980円
琥珀 6,480円
ブラストチタン 7,800円
ローズクォーツ 9,800円
フルカーボン 14,880円

メリットでもお伝えしましたが、高い耐久性や手入れの簡単さを考えてみると、割高ではありません。

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ネット上で異常に安いチタン印鑑が販売されていることがありますが、その理由については次でお伝えしますね

チタン印鑑を購入した人の評判

実際にチタン印鑑を購入した人がどんな感想をお持ちなのか、ネット上の評判として拾ってみました。

ほとんどの方がチタンの高級感や質感などに大満足しているようです。

私もチタンの雰囲気や適度な重さが高級感を演出していると思いますね。

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個人的には水洗いできるというところが最もポイントが高いと考えています。

>> チタン印鑑購入におすすめのネット通販店を解説

チタンの価格差(安い・高い)2つの理由

Amazonや楽天などでチタン印鑑が2000円程度で販売されている破格の値段で販売されいることがありますが、チタン印鑑の価格差の理由は、ズバリ「印材の品質の差」と「印影デザインの差」の2つが理由です。

安いだけで選んでしまうと、チタンのメリットや、印鑑のセキュリティにも関わってきますので、理由を理解したうえで購入しましょう。

印材の品質の差

工業製品などに使用されるチタン製品の多くは、合金というかたちで使用されます。

合金を使うのは、柔らかくなり加工しやすかったり、コストを下げるのが目的です。

安いチタン印鑑は、チタン純度の低いチタン合金を使っている可能性が高いです。

合金になると、チタンのメリットである耐久性や耐熱性が落ちますから、燃えないと言われていたのに、溶けてしまったということもあり得ます。

純チタンや純度99%以上と明記されているものであれば、高品質のものと判断して良いでしょう。

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一般的な価格であっても、品質を落として高い利益をあげているケースもあります。
逆に、「はんこプレミアム」のように印材を大量仕入れしたり、店舗運営費をカットすることで、高品質でも低価格にできる理由があるお店もあります。

印影デザインの差

激安店ではパソコンで既成のフォントをそのまま彫刻機で作成し、仕上がりの検品作業もほとんどないので当然安いです。

そのため、同じ文字で印鑑を作成すると、当然同じ印影のものができてしまいますから、激安店の印鑑を実印や銀行印に使用するというのは危険です。

また、激安店では手仕上げも行われていませんから印面が整っておらず、押しにくい仕上がりの可能性もあります。

その点、街の印鑑専門店や大手通販店なら、デザイナーがひとつずつデザインをして、校正してから彫刻してもらえるので、同じ印影のものが作成されることはありません。

加えて、彫刻機で作成したあと、人間の目でみて最終手仕上げをしてくれますから、街の印鑑専門店や大手通販店の品質は高いです。

ただし、人件費がかかりますからその分値段が高くなります。

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認印だし、チタン風でも良いという人は「楽天のチタン印鑑」だと安いですね。

販売店での価格相場を検証

大手や人気の印鑑ネット通販店10社のチタン印鑑の値段を比較してみました。

比較したチタン印のサイズは12mmで、各店でラインナップされているチタン系印材のうち、最も安いものをリストアップしています。

通販店名 価格
はんこプレミアム 6,800円
Sirusi 10,000円
はんこdeハンコ 9,800円
ハンコヤストア 4,900円
印鑑の匠ドットコム 6,980円
平安堂 27,522円
ハンコヤドットコム 9,380円
印鑑の西野オンライン工房 8,195円
いいはんこやどっとこむ 5,800円
華押堂 5,250円
平均価格 9,463円

1店舗だけかなり高いですが、平均価格相場としては9,463円となりました。

サイズが大きくなればそれに比例して高くなります。

※ 上記通販店でも純チタンであることを明記しているところとしていないところが混在しています。

かっこいいだけじゃない!カーボンやアタリでオリジナリティを出す

チタン印鑑は種類や仕上げで雰囲気が大きく違う
上の画像は、私が愛用している2本のチタン印鑑で、ひとつがブラストチタン(つや消し)、もうひとつが鏡面仕上げされたものです。

同じチタンでも種類や仕上げによって雰囲気が変わるんですよね。

鏡面されたものは高級感が出ますが、指紋がついてしまうのがデメリットなど、それぞれ特徴があります。

チタンと言えば男性的なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、最近では様々な種類の商品が販売されていて、女性にもおすすめのものもあります。

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オリジナリティを出せる商品がたくさんあります。

カラーバリエーションも豊富

チタン印鑑はカラーバリエーションも豊富
転載元:ハンコヤドットコム公式
チタンと言えばシルバーというのが常識でしたが、多くのカラーがあるので個性を出すことができます。

アタリを付ければ個性的になる

アタリを付けて個性を出すこともできる
転載元:印鑑の匠ドットコム公式
チタンは硬いことから、以前はアタリを付けるのが難しかったのですが、今では天然石やスワロフスキーを使ったアタリを付けることができるものがあります。

アタリを付けることで、ゴージャス感を出したり、女性らしさを出したりと大切にしたくなる印鑑を作ることができます。

別の素材との組み合わせも登場

チタンと別の素材を組み合わせ
転載元:はんこプレミアム公式
チタン素材の周りに別の素材を組み合わせることで、金属的な冷たい印象にプラスして違った印象を与えることができます。

チタン印鑑もめずらしくはなくなってきた今、別の素材と組み合わせることで人と違ったものを持ちたい人も満足できるはずです。

おすすめできる印鑑通販店3店

チタンの価格差(安い・高い)2つの理由」でもお伝えしたとおり、格安のチタン印鑑は素材の品質が悪かったり、同一の印影のものが販売されている可能性があります。

ここでは、「純チタンを使用している」「印影をひとつずつデザインしている」この2つの条件を満たした人気通販店を3店紹介しておきます。

はんこプレミアム

はんこプレミアム
印材の卸売り問屋からスタートした大手通販店なので、高品質な素材を安く仕入れることができるのが特徴。

さらに、価格を安くするために、店舗運営費や広告宣伝費を圧縮しているという徹底ぶり。

セールなどの企画もあり、琥珀とチタンの印鑑が毎日10本まで割引されるセールが実施されています。

上の画像のような商品以外にも、一般的なチタン印も取り扱いがあります。
質の良いチタン印鑑を安く購入できるチャンス。

⇒ はんこプレミアムの公式サイトを見る

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安い理由がハッキリしているので人気があります。

ハンコヤドットコム

ハンコヤドットコム
テレビCMでもお馴染みで、年間40万本もの注文をこなしている印鑑ネット通販の最大手企業です。

もちろん純度の高い素材を使用していますし、彫り直し保証も他店よりも長期についています。

チタン専用ページを用意するなど、詳しい情報が掲載されていて親切。

個人情報の取り扱いも厳格なので、実印や銀行印の作成も安心です。

先のはんこプレミアムよりも全体的に高いのがデメリットですが、実績としてはこちらが上。

⇒ ハンコヤドットコムの公式サイトを見る

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梱包も丁寧で、対応がしっかりしているお店ですよ。

印鑑の匠ドットコム

印鑑の匠ドットコム
比較的新しい印鑑通販店ですが、購入前に印影のシミュレーションができるツールを提供するなど便利です。

法人印に力を入れていて、チタン素材もラインナップしています。

上の画像の粒界チタンはとても珍しく、かっこよさと高級感があります。

こちらもチタン専用ページを用意しているので、いろんな商品を確認してみてください。

⇒ 印鑑の匠ドットコムの公式サイトを見る

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大手通販店の中でも安いほうですね。

チタン印鑑に関する疑問まとめ

ここまで、チタン印鑑のメリット・デメリットについてお伝えしてきました。

ここからは、チタン印鑑に関する疑問を一問一答形式でまとめていきたいと思います。

チタンは女性が使ってもおかしくないでしょうか?
全くおかしくありません。
チタンは貴金属のような高級感があり、さらにカラーやアタリを付けることで個性的になります。
詳しくは「チタンの実印は女性も作成して大丈夫ですか?」を参考にしてみてください。
つや消しと鏡面タイプどちらがおすすめですか?
値段や使い心地にほとんど差はないと思いますので、お好みで良いと思います。
詳しくは「チタン印鑑は鏡面・つや消しのどっちが良いのか」を参考にしてみてください。
チタンと象牙はどちらが高級品ですか?
一般的に販売されている価格で比較すると象牙の方が高いです。
象牙は希少性があり、販売しているお店もどんどん減っているため、同じようなメリットを持つチタンが注目されています。
チタン印鑑は運勢が悪いと聞きましたが本当ですか?
開運印鑑を販売しているサイトではチタンを扱っていることは少ないです。
ただ、印章店の中でも開運印など存在しないと言っているお店もありますから、あなたが信用するかどうかだと思います。
手彫りできないというのは本当ですか?
チタンは高い耐久性を持っていることで知られています。
そのため、純度の高ければ高いほど硬さが増します。
そのため、対応している彫刻機械でなければ彫ることはできません。
チタンの印鑑は偽造されやすいのですか?
いいえ。そんなことはありません。
偽造されやすいと言われる理由は、①書体デザインが使い回されている。②機械彫刻だから。など言われていますが、激安店以外ではひとつずつデザイナーが書体をデザインしています。
また、手彫りであるから偽造されにくいというのは現在の技術からすると理由になりません。
彫り直しはできますか?
彫り直し自体は可能です。
ただし、無料彫り直し対象(保証対象)となるか販売店により異なります。
詳しくは「チタン印鑑は彫り直しできない?」を参照してください。
訂正印やマメ印はありますか?
人気通販店なら「印鑑の匠ドットコム」で6mmサイズの訂正印がチタン製であります。
楽天(チタン訂正印)にもいくつか出品があるようですね。

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